平成20年度前期は、カリキュラムの都合で外国語の枠でない授業での実施となったために一部時間でのチャット実施となり、平成21年度前期も同様であったが、20年度前期は文字チャットのみ、21年度前期は文字チャットと口語対話の組合せで実施できたため、一部時間実施同士ということで、似た時間でも、文字チャットだけの実施ではなく文字チャットと口頭対話を組み合わせても、文字チャット部分について同様の成果が得られるかどうかが検討できることとなった。無事文字チャット部分のログは取れたが、研究期間最後の22年度が成果をまとめる年としているため、諸般の事情により、詳細な分析は22年度に集中させることとしている。21年度後期は授業時間すべてを文字チャットと口頭対話に充てることができた。この21年度後期では、1年前の時点では20年度後期と同様の授業を実施してログを収集するつもりであったが、この授業で他にも研究テーマを持つことになったため、20年度後期と同じ文字チャット・口語対話の組合せ方ではなく、13回の授業回を、専ら文字チャットを実施する回と専ら口頭対話を実施する回とのおおまかに2つに分け、新しい組合せ方を試みた。これらの文字チャットのログは取れたが、詳細な分析は研究最終年度に集中させることに手順を変更した。なお、21年度前後期の授業とも、受講者へのアンケートは予定どおり実施している。この他21年度中に無事補助金により授業で使用するサーバは更新されて、円滑な授業の実施ができた。
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