• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

英語教員を目指す学生の英語の発話と聴解能力育成の教材・評価基準の構築

研究課題

研究課題/領域番号 20520511
研究機関宮崎公立大学

研究代表者

戸高 裕一  宮崎公立大学, 人文学部, 教授 (70254654)

研究分担者 伊達 民和  プール学院大学, 国際文化学部, 教授 (50207271)
谷口 雅基  高知大学, 教育研究部・人文社会科, 教授 (90163633)
御園 和夫  関東学院大学, 文学部, 教授 (50079422)
都築 正喜  愛知学院大学, 教養部, 教授 (50106019)
キーワード聴解力育成 / 発話力育成 / 発話指導 / シャドイング訓練 / 補償ストラテジー / 社会言語能力 / 機能能力 / 自己チェックリスト
研究概要

全国11校による実験結果を簡単にまとめる。
(1) 英語学習に関するアンケート調査(318名対象)
英語学習に関するアンケート調査では、「英語学習は好きであり、将来英語が話せるようになりたいにも関わらず、やる気を継続させることができない」、「英語を発話すること、授業中に積極的に参加すること、英語自体に自信がない」との回答が多数見られた。
(2) 自己評価チェックリストアンケート調査(285名対象)
自己評価チェックリスト項目は、全体で45項目あり、英語音声の特徴に関して最低限必要とされる項目に絞り、それぞれのテキストの章の終わりにその章の重要な項目の理解度を学生自身でチェックでき、理解ができなかった項目に関しては、次回の授業で復習できるような配慮がなされている。その結果、第一回目の講義と最終回の講義のチェック項目の評価価値を比べると、全ての項目で統計的に有意差が見られ、重要な音声の特徴について学生が理解できたことが分かった。
(3) 聴解力調査結果(345名対象)
今回の調査は、TOEICリスニングテストを使用した。第一回目の講義と最終回の講義に2回同じテストを活用し、どの程度聴解力の伸びが見られたか検証した。その結果、顕著な伸びが見られた(p<0.0001)
(4) 発話力調査結果(25名対象)
発話テストは4問構成で、(1)学習者の好きな人物、場所などを説明させる、(2)2つの選択肢を与え、どちらが学習者にとって好ましいのか理論的に説明させる、(3)大学で学ぶ程度の専門的な内容に関して説明させる、(4)約30秒程度の英文を聴き、その内容に関して要約し、意見を述べさせる、である。その結果、全ての設問に関して、伸びが見られた。(設問1から3まではp<0.0001、設問4に関してはp<0.0002)

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Self-assessment checklist and shadowing to motivate Japanese college EFL learners2009

    • 著者名/発表者名
      戸高裕一
    • 雑誌名

      Journal of English Phonetics 13

      ページ: 135-148

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 第二言語習得理論のまとめ:国際編2009

    • 著者名/発表者名
      戸高裕一
    • 雑誌名

      Journal of English Phonetics 13

      ページ: 395-406

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 第二言語習得理論のまとめ:国内編2009

    • 著者名/発表者名
      戸高裕一・御園和夫
    • 雑誌名

      Journal of English Phonetics 13

      ページ: 407-418

    • 査読あり
  • [学会発表] 英語教員を目指す学生の英語の発話と聴解能力育成の教材・評価基準の構築(経過報告part2)2009

    • 著者名/発表者名
      戸高裕一
    • 学会等名
      第14回日本英語音声学会全国大会
    • 発表場所
      函館
    • 年月日
      2009-06-27

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi