1. 新英語プログラムの効果検証及び改善:ニーズ分析調査の結果に基づいて試案された、新しい英語教育プログラムに関の効果検証を行った。その結果、新たに習熟度別クラスになった2年生の英語コア科目、及び2年生の全クラスにおけるe-Learning教材の導入に関しては、学習意欲の向上に役立ったことが明らかとなった。学習効果に関しては、今年度のTOEIC Bridgeの結果と、来年度のTOEIC Bridgeの結果を比較検討し確認する。 2. 海外研修の継続的な実施:「グローバルに活躍するエンジニアの育成」を目的とした海外研修で、参加者の専門に即した会社を訪問し、海外在住のエンジニアからレクチャーを受け、ディスカッションを行った。また、海外研修英語ゼミを新設し、オンライン英会話教材を積極的に活用し、ネイティブ教員がいない環境であっても、海外とオンラインにより英会話の練習ができる環境を整えた。 3. 課外活動支援に関して:海外研修で培った知見を活かし、他学生の士気を高めるため、積極的に海外事情を学内に紹介するイベントを実施した。海外研修体験者や留学生を中心とした部活動の活動も益々盛んになり、他大学との国際交流のイベントに、積極的に参加する学生も増えた。 4. 地域ニーズの調査:卒業生の就職先等で、就職後の英語の必要性に関する調査の続行を試みたが、英語を殆ど使用しないという理由で、今年も被験者集めは困難を極めた。今後は、卒業生の有無に拘らず、調査範囲を広げるべきであると痛感した。 5. カリキュラム改善:コミュニケーション能力の向上を目指し、平成23年度から、習熟度別最上位クラスを、ネイティブの教員が担当することとした。
|