研究課題
本研究では、実践的外国語(英語)教員(Practical Language Teacher)(PLT)研修の枠組みを構築すべく4年間取り組んだ。主たる調査研究の焦点は、実際に外国語教員がどのように活動しているのかということにあり、フィールドワークに時間と労力がかかったが、相当の知見を得られた。本研究の成果は、最終的には、10項目のPLTスタンダードとしてまとめ、外国語教師が自律的に研鑛するシステムを提示し、ウェブ(http://lspteachereducation.blogspot.com/)よりダウンロードして利用できるように冊子としてまとめた。当初、外国語教員のネットワークの構築を試みたが、各国とも教育システムが異なり、また、多忙であるということにより、計画した通りには行かなかった。しかし、LSPの理念を基盤とした教員養成と研修システムの枠組の構築を目的として実施した平成17~19年度実施した文部科学省科学研究費補助金基盤研究(C)「外国語(英語)教員研修実態調査に基づくLSP教員養成・研修システム開発」(課題番号17520395)の継続研究としてスタートした本研究は、実践的外国語(英語)教員研修カリキュラムの枠組みをより具体的に示すことはできたと考える。特に、調査の結果、CLIL(内容と言語を統合した言語学習)と教師の自律や反省的実践家としての外国語(英語)教員の育成プログラムの2点に注目することとした。詳細は、報告書として冊子としてまとめウェブに公開してある。また、適宜学会等で発表する予定である。今後さらにその知見を実践に生かすべく努力していきたい。.
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Journal of Medical English Education
巻: Vol.10.No.3 ページ: 88-97
Otsuka Forum
巻: NO.29 ページ: 61-68
JACET言語教師認知研究会研究集録2011
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http://lspteachereducation.blogspot.com/