• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

Intelligibilityを高めるための発音指導法および評価尺度の構築

研究課題

研究課題/領域番号 20520520
研究機関国際基督教大学

研究代表者

小田 節子  国際基督教大学, 教養学部, 講師 (30364665)

研究分担者 筒井 英一郎  広島国際大学, 国際交流センター, 講師 (20386733)
キーワード聞き取りやすさ(intelligibility) / 国際英語 / 日本人英語 / 言語モデル / 外国訛り
研究概要

国際語としての英語の役割が増大しつつある昨今、教育現場では、英語母語話者の英語をモデルとすることは、もはや現実的ではなく、言語モデルや指導内容を見直す時期にきていると思われる。
本研究では、日本人スピーカーの、音韻的及び言語学的特徴に基づき、日本人英語の聞き取りやすさ(intelligibility)の尺度を構築し、教育現場で応用することを目的とする。
初年度である2008年度には、研究代表者及び分担者の勤務校の学生の協力を得て20人分のスピーチサンプルを得、シンガポール国立大学(在シンガポール)の約百名の学生、及びニューヨーク市立大学(在アメリカ)の約百名の学生を聞き手として、聞き取りやすさを測る調査を行った。その結果、英語を公用語として使うシンガポールの聞き手は、日本人英語のイントネーション及び母音の特質など主に音声的特徴をもとに、聞き取りやすさの判断をしていたが、英語を母語として使うアメリカの聞き手は、むしろ自信を持った話し方等、音声、言語的以外の特徴を多くあげていた。また、スピーチサンプルの、英語の表現の使い方がやや文脈にそぐわないときなど失笑ももれた。英語の音声的、言語的な外国訛りに関する偏見は低く、文脈に適した表現の使用が、効果的なコミュニケーションのカギである可能性が暗示された。次年度は、これらのデータをより深く分析し、更に新しいデータを加えて、聞き取りやすさの尺度をより精密に構築することを目的とし、教育現場への応用のパイロットも視野に入れたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Increasing Intelligibility of Japanese English2008

    • 著者名/発表者名
      小田節子, 筒井英一郎
    • 学会等名
      International Association of World Englishes第14回大会
    • 発表場所
      香港城址大学
    • 年月日
      2008-12-05

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi