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2008 年度 実績報告書

早期英語教育教材に見る語彙と文法の特徴:真に「英語が使える日本人」育成に向けて

研究課題

研究課題/領域番号 20520552
研究機関神田外語大学

研究代表者

神谷 昇  神田外語大学, 言語科学研究センター, 研究員 (20438930)

研究分担者 長谷川 信子  神田外語大学, 言語科学研究科, 教授 (20208490)
小林 美代子  神田外語大学, 言語科学研究科, 教授 (00364927)
キーワード英語 / 教育学 / 言語学 / 早期英語教育 / 語彙と文法 / 『英語ノート(試作版)』 / 動詞のタイプ / 文のタイプ
研究概要

本プロジェクトでは、早期英語教育教材に使用される語彙および文法項目について英語学・言語学・英語教育学の観点から以下の項目について調査を行う予定である。
(1)「早期英語教育」(小学校での英語活動)で想定される言語活動で求められる言語能力とはどのようなものか?
(2)「中学校でのコミュニケーション重視の英語教育」で想定される言語活動で求められる言語能力とはどのようなものか?
(3)上記(1)(2)から得られる言語能力の限界を、「語彙」「文法体系・項目」の点から明らかにし、より「高度な言語活動」を可能にする言語能力とはどのようなものか、そのような言語能力は如何に到達されるのか?
初年度にあたる2008年度は、上記調査項目(1)とのかかわりで文部科学省発行の『英語ノート(試作版)』に出現する語彙の品詞割合を調査し、(i)名詞の割合が高いのに対して、動詞の割合が低いこと、(ii)児童が発話する文の主語に1人称が多用されること、(iii)「活動動詞」が多用されていることを明らかにした。そして、『英語ノート(試作版)』は児童の活動を中心とし、英語らしい表現を多数導入していることから、「コミュニケーションの素地を養う」という目的に沿った内容であると結論付けた。上記調査結果は「語彙研究フォーラム2008:第1回JACETリーディング研究会・英語語彙研究会合同大会」(於関西学院大学)で発表し、それをまとめたものがScientific Approaches to Language8に掲載された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 『英語ノート(試作版)』の語彙の特徴-品詞と意味の観点から-2009

    • 著者名/発表者名
      神谷昇, 町田なほみ, 長谷部郁子, 長谷川信子
    • 雑誌名

      Scientific Approaches to Language 8巻

      ページ: 119-144

    • 査読あり
  • [学会発表] 『英語ノート(試作版)』の語彙の特徴 : 品詞と意味の観点から2008

    • 著者名/発表者名
      神谷昇, 町田なほみ, 長谷部郁子, 長谷川信子
    • 学会等名
      語彙研究フォーラム2008 : 第1回JACET リーディング研究会・英語語彙研究会合同大会
    • 発表場所
      関西学院大学
    • 年月日
      2008-12-06

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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