今年度は前年度に引き続き第二言語教育、会話分析、児童英語教育、社会文化論等の文献研究をしたのに加え、前年度までに収集したデータの分析、発表論文の作成、当該研究分野のワークショップの開催を行った。 研究発表としては国際語用論学会(IPrA)にて「Development of EFL Teacher Trainee Interactional Practices : A Longitudinal Study」の発表、全国語学教育学会(JALT)横浜支部にて「English Activities Supporters : Longitudinal Development of Intreactional Practices」の発表をおこなった。両論文ともに大学生英語教育サポーターに焦点をあて、小学校英語教育の現場で大学生英語サポーターがどのような成長をしたのかについて観察した結果をまとめた論文であり、発表にあたっては多くの先生方に有益なコメントをいただいき、今後の論文作成に役立てていこうと思う。 また、ハワイ大学よりGabriele Kasper教授を招聘した。Kasper教授は第二言語得および会話分析の第一人者であり、同教授を指導者として3月22日~25日に第二言語会話の会話分析に関するワークショップを開催した。同教授には第二言語研究に会話分析の手法をいかにして応用するかを指導いただき、特に本研究課題に関しては様々なコメントと提案をいただいた。
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