研究課題
基盤研究(C)
ベトナム・ホイアンで出土した考古学資料には、陶磁器や銅銭、キセルなど多様な遺物がみられる。17世紀の陶磁器は、中国や日本、ベトナム、タイのものである。なかでも日本の肥前陶磁(伊万里焼・唐津焼)が大量に出土し、また長崎で作られた長崎貿易銭もある。さらに、タイ土器から生漆が検出されるなど、ホイアンが当時の交易拠点のひとつとして位置していたことがわかる。出土遺物から、ホイアンは、日本と東南アジア諸国をつなぐ港町であり、そこに存在する日本町はそのネットワークの要であった。
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東南アジア-歴史と文化- 38巻
ページ: 209-221
故宮文物 320巻
ページ: 28-39
弥生時代の考古学 1巻
ページ: 68-88
日本考古学 28号
ページ: 155-180