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2009 年度 実績報告書

萩原寺聖教の調査にもとづく中世地方寺院の宗教活動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520564
研究機関東京大学

研究代表者

厚谷 和雄  東京大学, 史料編纂所, 准教授 (80143535)

研究分担者 末柄 豊  東京大学, 史料編纂所, 准教授 (70251478)
キーワード日本史 / 中世史 / 聖教 / 密教 / 真言宗 / 四国 / 萩原寺 / 地方寺院
研究概要

本研究は、香川県観音寺市に所在する巨鼇山地蔵院萩原寺所蔵の真言密教に関わる聖教類について悉皆調査を行い、その成果にもとづき中世の地方時院における宗教活動の様相を明らかにするとともに、同寺聖教を歴史・宗教・文化資料として有効に活用する基盤を形成することを目的とするものである。本年度における研究の概要は、以下の通りである。
(1)萩原寺への出張調査・撮影
年2回の調査を実施し、調書の採取をほぼ終了するとともに、秘鈔函収納以外の鎌倉時代の聖教からデジタル撮影を開始し、南北朝時代書写聖教類の過半の撮影を終了した。
(2)調書データの入力・校正
既存調書8割方の入力を終えるとともに、南北朝~室町時代前期までの聖教について再整理作業を行った。
(3)目録原稿作成の試行
聖教の撮影と調書データ入力の進捗を前提として、鎌倉~南北朝中期までの聖教(300点程度)について、撮影写真によって校正をはかり、目録原稿を作成した。
(4)中世萩原寺の宗教活動に関する研究
大覚寺聖教のなかに萩原寺中興開山である真恵の置文の江戸時代の写があることを見出し、これを分析することで室町時代中期における萩原寺聖教の整理形態について見通しを得ることができた。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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