研究課題
基盤研究(C)
本研究では、地方名望家同士の婚姻関係に基づく親族ネットワークが地方政治に持った意味について、具体的事例に即して分析を行った。その結果、(1)そうした親族ネットワークは、自由民権運動の広がりや総選挙での支持票獲得に大きな役割を果したこと、(2)経済的困難に陥った親族の救済や親族間の協議に基づく投資行動の失敗により、地方政界に勢力を有した親族集団が没落して、一斉に姿を消す場合もあったことを明らかにした。
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大阪大学大学院文学研究科紀要 51巻
ページ: 49-85
史林 92巻5号
ページ: 75-103
大阪経済大学日本経済史研究所 12号
ページ: 110-136