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2009 年度 実績報告書

台湾総督府地方長官・内海忠司関係文書による植民地官僚研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520601
研究機関近畿大学

研究代表者

近藤 正己  近畿大学, 文芸学部, 教授 (70247956)

キーワード日本近現代史 / 植民地研究 / 台湾 / 官僚研究
研究概要

今年度の前半の目標は、昨年度に終了した「内海忠司日記」「回想録」の翻刻をもとに、解読不能文字の解明と誤字の訂正、それに人名・地名などの注づくりであった。人名・地名については、日本では解決しないものも多かったが、台湾への調査をすまし、夏の終わり頃に注づくりの見通しがつき始めた。
研究の成果を次年度に発表するため、研究者、連携研究者、海外共同研究者の4人は「台湾総督府地方長官・内海忠司からみた植民地支配」をテーマとして企画し、4人の個別研究を1セッションとして発表する申請を提出した。これは、日本台湾学会によって認められ、次年度の第12回学術大会で研究発表する機会を得た。さらに、出版については、『台湾総督府地方長官・内海忠司の日記と回想』(企画書)を出版社に持ち込んで交渉したところ、こちらも了解を得た。
後半の目標は、日記の解明と学会発表への準備にあてられた。具体的には、研究の共通認識を得るための作業として、内海忠司の行動表作成を分担することにした。そして11月と3月に京都大学で研究会を開催し、行動表づくりを通じて得られた知見や、日記の読みについて意見交換しながら、植民地官僚の行動研究の進展に邁進した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 北村嘉恵『日本植民地下の台湾先住民教育史』を読む2009

    • 著者名/発表者名
      近藤正己
    • 雑誌名

      現代台湾研究 第36号

      ページ: 68-72

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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