研究課題
基盤研究(C)
三県一局期(1882~85)に札幌県が実施したアイヌ民族に対する農業教授政策について、以下の諸点を明らかにした。(1)この時期発生したアイヌ民族の飢餓の原因は、シカの減少やサケ漁禁止であり、開拓使と札幌県の政策の結果である。(2)札幌県がその対策として実施した政策は、農業奨励に偏ったものだった。(3)農業へのアイヌ民族の対応は、多様であり、各地域の状況や年齢・性差などを考慮した検討が今後不可欠である。
すべて 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (2件) 備考 (1件)
北海道開拓記念館研究紀要
巻: 第38号 ページ: 67-80
巻: 第36号 ページ: 201-222