本研究は、紀元後1世紀頃から8世紀頃の間(中国史で言えば後漢〜盛唐時代)の、東アジア各国(主として高句麗などの朝鮮半島諸国、及び日本列島、できれば新彊を含む内陸アジア)における社会の変化を、出土資料を活用しつつ、服飾の変化という観点から分析・考察見していこうとするものである。 H20年度は下記のような内容で研究を進めた。 (1)中国史の資料として、漢代から唐代に至るまでの画像資料(壁画・人物俑など)、及び東アジア諸国に関.しても同時期の画像資料を収集した。 (2)収集した画像資料について服飾史研究に必要な部分をスキャンし、デジタル化した。 (3)その他、かつて自分が撮影した画像資料についても、必要な部分をデジタル化した画像資料として整えた。 (4)デジタル化した資料を作成された時代、出土地点などを基準に整理した。
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