・本研究計画の概要は、以下の三点を中心に進められている。 (1)朝鮮にいつ頃、誰によってイエズス会士が作製した世界図や地理書が伝えられたのか、17世紀初頭から18世紀末までの200年間について、個別具体的に明らかにする。 (2)イエズス会士が作製した世界図、ならびにその模写図について、韓国と日本における所蔵調査を行い、それらについて書誌学的分析を行うと同時に、模写図作製の意図やその作製年代を明らかにする。 (3)それら世界図に言及した記録を史料から抽出し、朝鮮の知識人が世界観を持つようになったのか明らかにする。
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