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2010 年度 自己評価報告書

アッバース朝書記史料による書記官僚社会と文書行政の総合的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20520617
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 東洋史
研究機関九州大学

研究代表者

清水 和裕  九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (70274404)

研究期間 (年度) 2008 – 2011
キーワード東洋史
研究概要

本研究は、10世紀アッバース朝の書記官僚社会と文書行政について、両者の関連性に着目しながら、その全体像を明らかにしようとする実証研究である。この時期の代表的な書記であるアブー・イスハーク・サービーが残した膨大な文書群のあり方を写本調査によって継続的に明らかにするとともに、アブー・イスハークと同時代の書記官僚達が残した、他の文書群や文学、歴史学、倫理学など多岐にわたる著作を分析することによって、両者の関連を明らかにする。これによってアッバース朝の書記官僚社会と文書行政の関係性を分析し、当時の書記官僚が形成した相互規定的な文化や行政技術、規範意識などを明らかにし、ひいてはアッバース朝行政のあり方を解明しようとするものである。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 10世紀イラクのアブー・イスハーク・イブラーヒーム文書集に見るアフド文書様式2010

    • 著者名/発表者名
      清水和裕
    • 雑誌名

      史淵 147輯

      ページ: 205-233

  • [雑誌論文] 中世イスラーム世界の黒人奴隷と白人奴隷:<奴隷購入の書>を通して2009

    • 著者名/発表者名
      清水和裕
    • 雑誌名

      史淵 146輯

      ページ: 153-184

  • [雑誌論文] ヤズデギルドの娘たち:シャフルバーヌー伝承の形成と初期イスラーム世界2008

    • 著者名/発表者名
      清水和裕
    • 雑誌名

      東洋史研究 67-2

      ページ: 1-30

  • [学会発表] Ibn Hamdi and Hakamadare2010

    • 著者名/発表者名
      SHIMIZU Kazuhiro
    • 学会等名
      Iraqi-Japanese Symposium
    • 発表場所
      Irbil, Iraq(ペーパー参加)
    • 年月日
      2010-09-18
  • [図書] 伝統都市2 権力とヘゲモニー2010

    • 著者名/発表者名
      (共著)吉田伸之・伊藤毅編
    • 総ページ数
      239-251
    • 出版者
      東京大学出版会

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公開日: 2012-02-13   更新日: 2016-04-21  

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