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2010 年度 研究成果報告書

18世紀ドイツの啓蒙主義政策と地域農村の宗教文化

研究課題

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研究課題/領域番号 20520632
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 西洋史
研究機関宇都宮大学

研究代表者

下田 淳  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (20244402)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
キーワード民衆文化 / 宗教 / 国家 / 教会
研究概要

本研究は、18世紀ドイツの農村地域を対象に、国家による啓蒙主義的政策に対して、農村住民がいかに対応したかを調査することにあった。19世紀前半期の封建制廃止の時期まで、農村住民は独自の伝統文化を保持し、生活していた。啓蒙主義的国家政策は、農村住民の文化、とりわけ彼らの信仰やその表出形態としての巡礼や祭り、風習を「迷信」とみなし、それを矯正することを試みた。国家はキリスト教会と手をたずさえて、民衆文化の破壊を強行しようとした。しかし、農村住民の伝統的宗教文化が、国家や教会の法令等によって、すぐさま矯正されたわけではなかった。本研究は、こういった農村住民の「上から」の圧力に対しての抵抗、恭順などさまざまな反応を探った。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2011 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 図書 (2件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] ドイツの巡礼にみる伝統と近代2009

    • 著者名/発表者名
      下田淳
    • 雑誌名

      世界史の研究(山川出版社) 219

      ページ: 1-14

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 19世紀ドイツ・バイエルンにおける祝祭日規制政策と民衆信仰2008

    • 著者名/発表者名
      下田淳
    • 雑誌名

      歴史評論 690

      ページ: 28-40

    • 査読あり
  • [図書] ドイツ文化史入門2011

    • 著者名/発表者名
      若尾祐二, 他編
    • 総ページ数
      第2章
    • 出版者
      昭和堂
  • [図書] ドイツの民衆文化2009

    • 著者名/発表者名
      下田淳
    • 総ページ数
      225+6
    • 出版者
      昭和堂
  • [備考] 下田淳「回顧と展望 ドイツ・スイス・ネーデルラント」『史学雑誌』117-5、2008年

  • [備考] Forschung nach Schrobenhausen, in : Donau Kurier, Seite 23, 2008

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公開日: 2012-01-26   更新日: 2016-04-21  

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