研究課題
基盤研究(C)
本研究では14世紀末から15世紀のフィレンツェ共和国の支配領域の法的多元性に目を向けて、その多元性を容認する法的・行政的システムと支配の実態とを分析した。その結果として、フィレンツェが従属都市に法的自律性を認めつつ、領域支配の実質的集権化を試みる一方、従属都市がフィレンツェのエリート層とのパトロネジを活用して、自分達の権利や利益を守ろうとしていたことを明らかにした。
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富山大学人間発達科学部紀要
巻: 第5巻第2号 ページ: 123-138
http://hdl.handle.net/10110/3645