近世ポーランド・リトアニア共和国における「自由」--その理念と現実

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20520643
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 西洋史
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 小山 哲 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80215425)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 近世 / ポーランド / 共和主義 / 自由 / 政治文化 / 貴族 / 政治思想 / 西洋史

研究概要

近世(16～18世紀)のポーランド・リトアニア共和国における「自由」概念の歴史的特質を、主として思想史的な分析をとおしてあきらかにした。研究動向を整理し、「自由」概念の論理構造を提示し、その変質の過程を記述した。

研究成果

• [雑誌論文] 貴族の共和国とウクライナ--植民地的共和主義をめぐる覚え書 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小山哲
  • 雑誌名: ヨーロッパ東部境界地域の共有遺産研究Iガリツィア(東京外国語大学)(篠原琢編) ページ: 87-116
• [雑誌論文] Memory of War and the Construction of the Ethno-Confessional Identity in Early Modern Poland: The Case of the Siege of Jasna Gora, 1655 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小山哲
  • 雑誌名: The Synthetic Study about the Formation of States and Identity from the Viewpoint of Wars in Early Modern Europe, ed by Akira Shibutani ページ: 126-144
• [雑誌論文] On the Opposite Side of the Military Revolution? (2010)
  • 著者名/発表者名: 小山哲
  • 雑誌名: The Army, State and Society in the Polish-Lithuanian Commonwealth in the 16th-18th Centuries The Synthetic Study about the Formation of States and Identity from the Viewpoint of Wars in Early Modernby Akira Shibutani Europe, ed. ページ: 37-44
• [雑誌論文] 1680年代--ポーランド・リトアニア共和国の転機? (2009)
  • 著者名/発表者名: 小山哲
  • 雑誌名: Odysseus(東京大学大学院総合文化研究所地域文化研究専攻紀要) 別冊1 ページ: 149-153
• [雑誌論文] ヤーシの留学--ポーランド貴族が西欧で学んだこと」 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小山哲
  • 雑誌名: 空間と移動の社会史ミネルヴァ書房(前川和也編) ページ: 269-307
• [雑誌論文] 近世ポーランド・リトアニア共和国における「自由--ヨーロッパ政治思想史のもうひとつの水脈 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小山哲
  • 雑誌名: 創文 515号 ページ: 1-5
• [学会発表] Memory of War and the Construction of the Ethno-Confessional Identity in Early Modern Poland: The Case of the Siege of Jasna Gora, 1655 (2009)
  • 著者名/発表者名: Satoshi Koyama
  • 学会等名: in : Dimensions of Peace in Early Modern Europe.
  • 発表場所: Symposium, Institute of European Cultural History, Augsburg University, Germany
  • 年月日: 2009-11-11
• [学会発表] 「軍事革命」の向う岸?--近世ポーランド・リトアニア共和国における軍隊・国家・宗教 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小山哲
  • 学会等名: 日本西洋史学会第58回大会
  • 発表場所: 島根大学
  • 年月日: 2008-05-11