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2008 年度 実績報告書

第一次世界大戦初期ハプスブルク帝国の疎外化過程

研究課題

研究課題/領域番号 20520644
研究機関神戸大学

研究代表者

大津留 厚  神戸大学, 人文学研究科, 教授 (10176943)

キーワード青野原 / 捕虜 / 収容所 / 疎外 / 第一次世界大戦 / 総力戦
研究概要

2008年9月に予定通りオーストリア・ウィーン市にある国家文書館で第一次世界大戦時兵庫県青野原に設置された捕虜収容所展示会を行った。捕虜が製作した作品や日本およびオーストリアで保存されている関係資料を展示し、神戸大学交響楽団捕虜の演奏会を再現した。展示会はオーストリアの新聞でも報道され、展示会の開会式にはオーストリアの歴更関係者を中心に100名以上の参加を見て、関心の高さが窺がえた。開会式の基調講演では青野原に収用され捕虜を通じて見える日本、ハプスブルク帝国、国際関係について述べ、捕虜研究を関係する国の研究者が共同して行うことの意義を明らかにした。ドイツ語のカタログも作成し、見学者の用に供した。
オーストリアに収容されたロシア、セルビア、イタリアの捕虜兵に関する史料、ロシアで子虜になって後に解放されたオーストリア兵に関する史料、第一次世界大戦の残留捕虜兵にする史料の収集もオーストリア国家文書館で行い、研究の基礎的作業がきく進展した。
2008年10に岡山大学で行われた独文学会の第一次世界大戦時日本に置かれた捕虜収容所に関するシンポジウムで青野原取容所の特性について報告し、日本の捕虜収容所の総合的研究に寄与した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] オーストリア近現代史という問い2008

    • 著者名/発表者名
      大津留 厚
    • 雑誌名

      歴史と地理 616

      ページ: 1-16

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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