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2008 年度 実績報告書

考古人類学的方法による台湾先史時代親族構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20520661
研究機関九州大学

研究代表者

田中 良之  九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (50128047)

キーワード台湾 / 先史時代 / 親族構造 / 古人骨 / 歯冠計測値
研究概要

2回にわたって台湾に渡航し、台湾大学陳有貝助教授の協力を得て、同大学が調査を行った台南県石橋遺跡出土人骨の整理・復元を行った。申請者および博士課程(学振DC2)邱鴻霖、大学院生の協力により、人骨のクリーニングから着手し、計測可能な状態まで復元を行った。ただし、土圧による変形が著しいため、計測は歯冠計測が主となった。
整理を終えた人骨から順に歯冠計測を行った。また、それに伴う性別・年齢・頭骨小変異・抜歯・生活歴等の観察を邱とともに行った。
上記の作業と平行して、石橋遺跡における考古学データ、すなわち墓の配置、副葬品、埋葬姿勢、被葬者間の関係等について、陳助教授の協力を得て情報を収集し、予備的な墓地分析に着手した。また、台南県を中心とした民族誌データも収集して比較研究に備えることとした。
台湾において収集した出土人骨・考古データ・民族誌データを利用可能な状態に整理し、一部のデータベース化を行った。また、歯冠計測値・頭骨小変異について、墓地内の小群単位で予備的な親族関係分析を行った。
これらの成果を参照しながら、論文・研究発表を行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 大辛庄商代墓地-透過歯冠測量値的親族関係分析2008

    • 著者名/発表者名
      田中良之, 方輝, 舟橋京子, 邱鴻霖
    • 雑誌名

      海岱地区早期農業和人類学研究

      ページ: 221-234

  • [雑誌論文] 山鹿貝塚墓地の再検討2008

    • 著者名/発表者名
      田中良之
    • 雑誌名

      地域・文化の考古学.

      ページ: 47-60

  • [雑誌論文] 断体儀礼考2008

    • 著者名/発表者名
      田中良之
    • 雑誌名

      九州と東アジアの考古学

      ページ: 275-294

  • [学会発表] 川西高原先史民の親族構造2008

    • 著者名/発表者名
      田中良之
    • 学会等名
      九州史学会
    • 発表場所
      福岡
    • 年月日
      2008-12-13
  • [図書] 骨が語る古代の家族2008

    • 著者名/発表者名
      田中良之
    • 総ページ数
      225
    • 出版者
      吉川弘文館

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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