研究課題
基盤研究(C)
世界の狩猟採集社会のなかでは,定住性が高いアイヌ集落を対象として,定住性の程度,集落の血縁率,集団の空間的流動性の程度それぞれの関係を分析した。その結果,「集落の存続期間が長くなると集落の血縁率は低くなる」という傾向はなかった。また,集落の分裂・結合の程度と集落の血縁率の間にもとくに関係はなかった。集団の空間的流動性には血縁共住機能があり,集落の血縁率が維持されていると考えられる。移動性の程度に関わりなく,「血縁から地縁へ」という変化は生じない可能性がある。
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地理学評論
巻: Vol.85(3) ページ: 236-258
季刊地理学
巻: Vol.63(1) ページ: 17-27
巻: Vol.63(2) ページ: 85-106
巻: Vol.61(1) ページ: 19-37