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2010 年度 実績報告書

在日インド人社会における空間の再編成-脱領域化と再領域化に着目して

研究課題

研究課題/領域番号 20520685
研究機関神戸大学

研究代表者

澤 宗則  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (40235453)

キーワード移民 / エスニシティ / グローバル化 / インド / 脱領域化 / 再領域化
研究概要

ギデンズ(Giddens,A.)の近代性(modernity)に関する理論を援用して、在日インド人社会の空間がグローバル化のもとで再編成される過程を脱領域化と再領域化の概念を用いながら考察した。具体的には、1)グローバル化した経済のもとでのIT産業の隆盛と関連づけながら、インド人移民の現代的意味を明らかにし、2)日本におけるIT技術者を中心にした新しいインド人移民の動向を分析した。3)インド人移民の新たな集住地である東京都江戸川区において、新しいコミュニケーションツールであるインターネットを媒介にして、対面接触によるコミュニケーションを前提とした古くからの定住地とは異なる「自分達の場所」が創造されている過程を調査した。4)以上を脱領域化と再領域化の概念を用いながらまとめ、東京のインド人社会の特徴の基盤には、フレキシブルなIT産業の雇用形態があり、それはまさに現在のグローバル化した経済の特徴であることを検証した。
これらの調査研究結果を、1)「グローバル経済下のインドにおける空間の再編成-脱領域化と再領域化に着目して」人文地理62、2010(査読有り)、2)山下清海編著『現代のエスニック社会を探る-理論からフィールドへ-』学文社、2011のなかで、「グローバル化とインド系移民社会-脱領域化と再領域化の概念の提唱」として論文発表を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] グローバル経済下のインドにおける空間の再編成-脱領域化と再領域化に着目して2010

    • 著者名/発表者名
      澤宗則
    • 雑誌名

      人文地理

      巻: 62 ページ: 132-153

    • 査読あり
  • [図書] 現代のエスニック社会を探る-理論からフィールドへ-2011

    • 著者名/発表者名
      山下清海編著
    • 総ページ数
      224
    • 出版者
      学文社
  • [備考]

    • URL

      http://indiansinjapan.blog73.fc2.com/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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