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2009 年度 実績報告書

現代北米のムスリムに関する人類学基礎調査

研究課題

研究課題/領域番号 20520714
研究機関上智大学

研究代表者

赤堀 雅幸  上智大学, 外国語学部, 教授 (20270530)

キーワードイスラーム / アメリカ / 文化人類学 / 地域研究 / シューラー / 移民 / 改宗
研究概要

本研究は、北米、とくにアメリカ合衆国に暮らすムスリム(イスラーム教徒)についてその概要を明らかにし、現在の研究状況を概括して、その後の本格的な研究に備えるものである。今年度は、次の4点を中心に取り組んだ。
1. 文献の探索、収集、読込:大学院学生の補助を得て広範囲に文献情報を収集し、目録作成に目処をつけた。目録は平成22年度に刊行の予定である。当該分野に関心のある大学院学生の自発的な協力が得られたため、謝金は実生しなかった。北米ムスリム研究者一覧についても作成に着手した。
2. 専門家との研究情報の交換:国内の北米研究専門家からの情報収集に加え、神学大学院連合(カリフォルニア州バークレイ)のイスラーム専門家らと直接に面談し、今後の調査協力を含めて継続して連絡を保った。
3. ムスリム団体情報の収集と分析:研究者との交流、訪問したムスリム団体からの情報、ウェブ上での調査、在米ムスリム向けの電話帳、案内書などの入手により、かなりの情報を蓄積することができたが、整理については平成22年度に行うこととなった。
4. 現地調査の実施:2010年3月にサンフランシスコで実施した。昨年度の調査にまして、多くのムスリム団体等を訪問することができ、今後の継続的調査に協力が得られる見込みが立った。多種多様なムスリム団体が存在し、また本研究に多大な関心を示す研究者も多いことから、きわめて有望な調査候補地であると判断できる。
成果発表については、予定していた文献目録刊行、そのウェブサイト上での公開、学会誌への短報投稿にまで至らせることができなかった。主として予想以上の情報収集量となったためであるが、平成22年度にはこれらの課題も実施し、イスラームの現代的ありようの一端としてこれまで充分に注目されてこなかった本研究の主題の全体像を提示するに至らしめたい。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 その他

すべて 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [図書] 外国研究の現在と未来2010

    • 著者名/発表者名
      赤堀雅幸(部分担当)
    • 総ページ数
      231
    • 出版者
      上智大学出版
  • [図書] グローバル化のなかの宗教2010

    • 著者名/発表者名
      赤堀雅幸(共編著者)
    • 総ページ数
      184
    • 出版者
      上智大学出版(印刷中)
  • [備考] 構築中

    • URL

      http://www.i-mazar.jp/

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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