研究課題/領域番号 |
20520726
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研究機関 | 滋賀県立琵琶湖博物館 |
研究代表者 |
用田 政晴 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 総括学芸員 (00359259)
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研究分担者 |
老 文子 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 学芸員 (60470184)
辻川 智代 滋賀県立琵琶湖博物館, 事業部, 業務取扱嘱託員 (70443463)
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キーワード | 民俗学 / 民具学 / 民具資料 / 考古資料 / 博物館資料 |
研究概要 |
1民具資料の整理と目録作成 琵琶湖博物館所蔵の民具資料のうち、資料目録として未整理の約1,500点について、分類と再構成を行い、補足的資料撮影、資料情報の精査、実測・製図および図版整理等の作業を行った。そして、『琵琶湖博物館資料目録』第5分冊(A4版400頁)としてとりまとめて印刷した。 特に、すべての資料の写真を掲載し、法量も計測し直して掲載した。また、詳細な考古学的実測方法を駆使した図面を載せるなど、これまでの日本にはほとんど見られなかった新しいタイプの資料目録を作成した。 2民具資料整理方針等の具体的検討 民具資料の分類と整理を具体的に行う中で、琵琶湖博物館の民具資料独自の整理方針と方法の具体的検討について2回の総括的な会議を行い、さらに日常的な協議を断続的に行い、それらの結果は「琵琶湖博物館民俗資料整理の実際」と題した論文にまとめ、上記1の『琵琶湖博物館資料目録』第5冊の付編として掲載した。 3日本の博物館・研究機関における事例 民具資料のみならず、考古資料、文献資料、近・現代のその他資料も含めた博物館資料の実際的な整理・分類方法を比較検討するため、国立歴史民俗博物館、川崎市立日本民家園、神奈川大学常民文化研究所、南九州市立博物館、知覧特攻平和会館、上野原縄文の森博物館などを訪ねて資料整理・展示方法の情報収集と課題について調査を行った。これらの結果を踏まえて、上記2にある琵琶湖博物館独自の分類・整理のあり方をとりまとめた。
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