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2009 年度 実績報告書

裁判外行政紛争解決制度の総合研究~東アジアの制度・運用との比較

研究課題

研究課題/領域番号 20530022
研究機関九州大学

研究代表者

田中 孝男  九州大学, 大学院・法学研究院, 准教授 (70404001)

研究分担者 木佐 茂男  九州大学, 大学院・法学研究院, 教授 (30122039)
キーワード行政不服審査法全部改正 / 韓国行政審判法全部改正 / 公共サービス基本法と苦情申立て権
研究概要

研究代表者・田中孝男は、東アジアにおける裁判外行政紛争解決制度の研究として、韓国・行政審判法の全部改正案の調査を進めてきた。なお、韓国行政審判法は、国会で修正された上、平成22年1月末に公布され、現在施行に向け準備中であることから、ある程度、韓国側の準備が整ってから、再度詳細な調査研究を進めるべく、準備を進めている。また、田中は、日本の行政不服審査法改正案の検討を含めた、日本における裁判外行政紛争解決制度の研究を進め、その成果を、日本都市センター報告書やジュリスト誌に論文として、逐次まとめて発表してきた。その成果を踏まえて、田中は、平成21年12月26日、中国・済南で開催された第5回日中公法学シンポジウムにおいて、「日本における自治体争訟法務の現状と課題」と題した報告を行った。日中両国の比較研究及び共通の法理論研究の糸口となる本報告の内容は、中国国内において、翻訳されて出版される予定であり、また、その日本語原稿も、日本の公法論文が載る場合に権威のある『自治研究』誌、平成22年4月号・5月号(校了済み)に掲載されている。また、研究成果を踏まえた論文を引き続き査読つき論文として投稿し終えたところである。研究分担者・木佐は、全国各地の裁判外行政紛争解決についてさまざまな事例等を収集し、問題把握に努めるとともに、関連の論文を逐次発表し、あわせて、国内においては、木佐が所属する九州大学法科大学院付属の法律事務所(弁護士法人九州リーガル・クリニック法律事務所)が受任する事件の解決を踏まえて、本研究テーマに関する論文等をまとめる準備を進めている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 政権交代と自治体法務力2010

    • 著者名/発表者名
      木佐茂男
    • 雑誌名

      地方自治職員研修 43-1

      ページ: 18-20

  • [雑誌論文] 執行法務の適正化に向けた課題-コンプライアンスと苦情対応を例にして2009

    • 著者名/発表者名
      田中孝男
    • 雑誌名

      ジュリスト 1389

      ページ: 80-87

  • [雑誌論文] 政策法務の現状と課題~対内的政策法務の充実に向けた職員の資質向上を図る2009

    • 著者名/発表者名
      田中孝男
    • 雑誌名

      政策法務 Facilitator 23

      ページ: 11-15

  • [学会発表] 日本の自治体争訟法務の現状と課題2009

    • 著者名/発表者名
      田中孝男
    • 学会等名
      (第5回)日中公法学シンポジウム
    • 発表場所
      中国山東省済南市・山東大学
    • 年月日
      2009-12-26

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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