公共施設の維持管理及び公用廃止に関する法システムの比較実証研究

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20530026
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 公法学
• 研究機関: 学習院大学
• 研究代表者: 大橋 洋一 学習院大学, 法務研究科, 教授 (10192519)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 国土整備 / 公共施設 / 公有廃止 / 交通基本法 / コンパクト・シティー

研究概要

公物の公用廃止に関する法制は、計画変更手続と密接な関係を有する。未解明の課題を多く含むため、社会実験を通じて、制度設計を進めるべきである。変更に不服を有する者に対する権利救済制度(計画争訟制度)の整備が不可欠となる。公共施設の廃止法制はコンパクト・シティー政策と密接な関連を持つ点、交通基本法の体系の下で、災害法制として公物法を位置づけるべき必要性にも言及した。本研究は、政策法学の構築に向けた第一歩としての意義をもつ。

研究成果

• [雑誌論文] 法政策学について (2010)
  • 著者名/発表者名: 大橋洋一
  • 雑誌名: 新世代法政策学研究 7号 ページ: 1-24
• [雑誌論文] 都市計画の法的性格 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大橋洋一
  • 雑誌名: 都市計画の法的性格、自治研究 86巻8号 ページ: 3-30
• [雑誌論文] 行政事件訴訟法改正5年後見直しの課題 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大橋洋一
  • 雑誌名: 自治研究 86巻10号 ページ: 3-37
• [雑誌論文] 道州制と地方自治 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大橋洋一
  • 雑誌名: ジュリスト 1387号 ページ: 106-113
• [雑誌論文] 都市計画争訟制度の発展可能性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大橋洋一
  • 雑誌名: 新都市 63巻8号 ページ: 1-10
• [雑誌論文] 社会実験と法制度の設計 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大橋洋一
  • 雑誌名: 法学研究 82巻1号 ページ: 29-54
• [学会発表] 法政策学について (2009)
  • 著者名/発表者名: 大橋洋一
  • 学会等名: GCOE研究会
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2009-11-28
• [学会発表] 行政訴訟制度改革5年後の見直し (2009)
  • 著者名/発表者名: 大橋洋一
  • 学会等名: 行政法研究フォーラム
  • 発表場所: 専修大学
  • 年月日: 2009-08-01
• [図書] 政策実施 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大橋洋一編著
  • 総ページ数: 269(1-52,241-261)
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [図書] 行政法(1)現代行政過程論 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大橋洋一
  • 総ページ数: 452
  • 出版者: 有斐閣
• [図書] 都市空間制御の法理論 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大橋洋一
  • 総ページ数: 418
  • 出版者: 有斐閣
• [図書] Festschrift fuer E.Schmidt-Assmann (2008)
  • 著者名/発表者名: 大橋洋一
  • 総ページ数: 513-527
  • 出版者: Mohr,Die Aufgabe des Rechts bei der Steuerung der Verwaltung in Japan
• [備考]
  • URL: http://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-law/lawschool/c/book/04_oohashi.html