(1)本研究は、グリーン犯罪学の方法により、犯罪、不法、侵害行為というこれまで使われてきた概念を再検討し、諸個人・諸集団(犯罪組織、企業、国家等)が環境破壊にどのように関わっているか、どのようにして地球資源の有限性が様々な損害や危害という新たな問題を生み出しているかを明らかにする。 (2)複雑系犯罪学及びグローバル・リスク社会学の視点から、地球環境の悪化・破壊という現在及び将来の人類が直面する危機的状況に対して、現在及び将来、どのように対処し、あるいは、どのようにして防ぐことができるか、具体的に提案する。
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