研究課題/領域番号 |
20530080
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
中田 邦博 龍谷大学, 大学院・法務研究科(法科大学院), 教授 (00222414)
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研究分担者 |
萩屋 昌志 龍谷大学, 大学院・法務研究科(法科大学院), 教授 (90228388)
若林 三奈 龍谷大学, 法学部, 准教授 (00309048)
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キーワード | ヨーロッパ消費者法 / 消費者保護 / 広告法 / ヨーロッパ契約法 / 不正競争防止法 / EU法 / ドイツ法 / 不公正取引方法指令 |
研究概要 |
本研究の目的は、ヨーロッパにおける消費者法・消費者約法の展開をフォローし、それとの対比の中で、現在の日本にとって「あるべき消費者法・消費者契約法の姿」を描き出そうとするものである。それによって、わが国の債権法改正作業、とりわけ契約法の現代化ないし改正の議論にとって重要な示唆を得ることを意図している。基本的に研究計画に従い、研究会を開催し、関係資料・文献を収集し、現地を調査した。研究会では、寺川永(関西大学准教授)「『ドイツ保険オンブズマン』について」の報告を受け、消費者ADRの問題を検討し、また、慶応大学との共催において、Reinhard Zimmermann氏(マックスプランク外国私法および国際私法研究所所長)の「契約法の改革--ドイツでの経験から」と題する講演会も開催した。また、現地の状況を知るために、2009年3月中旬には、ヨーロッパ各国、とりわけ、イギリス、ドイツ、フランスについて現地調査を行い、各国の消費者法および広告規制についての情報を収集した。また、その成果の一部は、2009年3月30日に明治大学で開催された「民法改正フォーラム」において、中田が「ヨーロッパ契約法・消費者法から見た債務不履行法」と題して行った報告に反映された。
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