研究概要 |
本研究の3年間の研究期間の1年目である平成20年度においては、次のような研究を行っている。 1.アメリカにおける代表的な文献であるStephen M. Bainbridge, “AGENCY, PARTNERSHIPS & LLCs", Foundation Press,2004の日本語訳の完成(平成20年度内に上梓の予定であったが、現在までのところ原著者の出版承諾を得られておらず、私的な資料としてまとめているのみ) 2.統一パートナーシップ法(UPA)、統一リミテッド・パートナーシップ法(ULPA)、統一リミテッド・ライヤビリティ法(ULLCA)の日本語訳(研究の中心となる法典であるが、現在のところ、これ自体は公表の予定は無い) 3.パートナーシップに関するアメリカの主な判例の調査・研究 4.合名会社・合資会社・民法上の組合につき立法資料・沿革・主な判例の検討 しかしながら、昨年度は基礎資料の調査・収集・分析・整理に重点を置いたため、残念ながら具体的な成果物の公表には至っていない。近年、統一リミテッド・ライヤビリティ法(ULLCA)法が改正されたため、その内容の調査・分析につき予想外に時間を要してしまった。本研究で最初に公表予定の成果物としては、上記ULLCAの分析を行ったものを本年夏に公表する予定である。
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