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2008 年度 実績報告書

知的財産制度と経済開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530087
研究機関名古屋大学

研究代表者

鈴木 將文  名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90345835)

キーワード知的財産法学 / 国際経済法学 / WTO協定
研究概要

本研究は、特許制度等の知的財産制度と、開発(Development)(特に発展途上国の経済発展を指す。)との相互関係について理論的及び実証的に分析したうえで、開発に資するとの観点から、知的財産法制のあり方について検討を行うものである。平成20年度においては、まず第一段階として、国内知的財産制度に関し、具体的なテーマをトピック的に採り上げ、深く掘り下げる検討を行うことを目指し、次のような問題について検討を行った。
(i) 技術移転に配慮した特許制度及び関連法制度のあり方はどうあるべきか。国際ルール(各種条約)との関係はどうか。
(ii) 外国著名商標の保護など、商標制度及び不正競争防止制度における国際的なビジネスに配慮した制度のあり方はどうあるべきか。
業績としては、(i)の関係で、我が国の特許制度に関する論文1本を公表した。これは直接的には日本の制度を扱うものであるが、特許制度の基本骨格についての政策論につながる内容であり、外国(台湾等)の研究者からも一定の評価をされた。(ii)については、我が国の商標制度の改革案として、商標概念の拡大について検討し、論文1本を公表した。また、以上のほか、包括的なテーマに関するものとして、知的財産保護と国の開発水準との関係についての学説等を俯瞰する小論1本を公表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 新しいタイプの商標2009

    • 著者名/発表者名
      鈴木将文
    • 雑誌名

      Law & Technology 43号

      ページ: 32-39

  • [雑誌論文] 知的財産制度の国際的調和の必要性とその限界-序論として-2008

    • 著者名/発表者名
      鈴木将文
    • 雑誌名

      日本工業所有権法学会年報 17号

      ページ: 1-13

  • [雑誌論文] 特許権侵害訴訟における特許無効理由を巡る攻防-特許権者による訂正の主張に焦点を当てて-2008

    • 著者名/発表者名
      鈴木将文
    • 雑誌名

      名古屋大学法政論集 227号

      ページ: 109-145

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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