研究課題
基盤研究(C)
世界には極端な貧困状態で暮らしている多数の人々がいる。本研究では、そうした人々を助けるために富裕国が財を移転することの正当性を明らかにした。貧困という人権侵害状態を放置した現在の世界的な富の分布は倫理的に不正であるというのが、その主な理由である。富裕国は少なくとも貧困死がなくなる地点まで財を移転することが求められる。これがグローバルな正義の最低限の要求であり、それを達成するためには、ODA政策など既存の国際公共政策のわずかな改善で充分である。
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政治思想研究(政治思想学会編) 第10号
ページ: 4-30
静岡大学法政研究 第13巻1号
ページ: 1-53