研究課題/領域番号 |
20530104
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小野 紀明 京都大学, 公共政策連携研究部, 教授 (10116197)
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研究分担者 |
堀田 新五郎 奈良県立大学, 地域創造学部, 准教授 (40264874)
小田川 大典 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (60284056)
藤田 潤一郎 関東学院大学, 法学部, 教授 (20329204)
森川 輝一 名城大学, 法学部, 准教授 (40340286)
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キーワード | 政治学 / 思想史 / 哲学 / 美学 / 文学理論 / 言語 / 悲劇 / 公共性 |
研究概要 |
(a)言語の政治学についての政治理論的研究―言語の政治学・総論 本研究の総論部分については、数回の打ち合わせとメーリングリストによって情報交換を行なった。具体的な成果としては、分担者の小田川が、政治理論における言語論の重要性を強調するジョージ・ケイティブの民主的個人性論についての研究報告を社会思想史学会2009年度研究大会(於神戸大学)で行ない、メンバー間での情報交換、問題意識の共有に努めた。また関連する小田川の論文が荒木勝・鐸木道剛編『東アジアの「もの」と「秩序」』 (大学教育出版、2010年3月)に収録された。 (b)「政治と言語」「政治と文学」についての政治思想史的研究―言語の政治学・各論 本研究の各論部分については、まず著作として、研究代表者である小野紀明が『ハイデガーの政治哲学』(岩波書店、2010年)を刊行した。また、論文としては、堀田新五郎「倫理から政治へ―サルトルは何故『倫理学ノート』を放棄したのか?」(『奈良県立大学研究季報 地域創造学研究』20巻1号、2009年)、藤田潤一郎「情念とその浄化―『創世記』を巡る一考察」(『創文』525号、2009年)、森川輝一「ジョージ・ケイティブの政治理論について―そのアーレント批判を手がかりに」(『名城法学』59巻2号、2009年)が公刊された。
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