戦後日本市民政治の歴史分析

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20530119
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 政治学
• 研究機関: 一橋大学 (2011-2012); 立教大学 (2008-2010)
• 研究代表者: 中北 浩爾 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (30272412)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2012
• キーワード: 戦後 / 市民社会 / 日本政治

研究概要

(1)市民主義の台頭と衰退、(2)市民政治のインパクトを受けた1970年代の自民党政権の変容、(3)市民参加の衰退を背景とする現代日本の政党デモクラシーの変化、(4)労働政治の変容と市民政治との関係の四つの視角から研究を進め、1冊の本と、単行本収録論文を含む10本の論文を公刊し、いずれも既存の研究に対して新たな知見を付けることができた。

研究成果

• [雑誌論文] 松下圭一と市民主義の成立 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中北浩爾
  • 雑誌名: 立教法学 巻: 86号 ページ: 94-108
• [雑誌論文] 日本型多元主義の時代へ-ポスト高度成長期の自民党政治 (2011)
  • 著者名/発表者名: 中北浩爾
  • 雑誌名: 同時代史研究 巻: 4号 ページ: 3-18
  • 査読あり
• [雑誌論文] 書評・小宮京『自由民主党の誕生』 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中北浩爾
  • 雑誌名: 選挙研究 巻: 26巻2号 ページ: 166-167
• [雑誌論文] 政権選択のその先へ-市場競争化する政党デモクラシー (2009)
  • 著者名/発表者名: 中北浩爾
  • 雑誌名: 世界 巻: 795号 ページ: 109-117
• [雑誌論文] 市場競争型デモクラシーヘ-変容する日本政治 (2009)
  • 著者名/発表者名: 中北浩爾
  • 雑誌名: 現代思想 巻: 37巻13号 ページ: 124-131
• [雑誌論文] Incorporating Japanese Labor into the Free World (2008)
  • 著者名/発表者名: Koji Nakakita
  • 雑誌名: Labor History 巻: Vol.49 No.2 ページ: 199-222
  • 査読あり
• [雑誌論文] 自民党型政治の定着 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中北浩爾
  • 雑誌名: 年報日本現代史 巻: 第13号 ページ: 1-28
• [雑誌論文] 連合と政治 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中北浩爾
  • 雑誌名: 生活経済政策 巻: No.137 ページ: 19-27
• [学会発表] 市民参加と市場競争のあいだ (2010)
  • 著者名/発表者名: 中北浩爾
  • 学会等名: 同時代史学会
  • 発表場所: 成城大学
  • 年月日: 2010-12-04
• [図書] 現代日本の政党デモクラシー (2012)
  • 著者名/発表者名: 中北浩爾
  • 総ページ数: 256
  • 出版者: 岩波書店
• [図書] 『シリーズ戦後日本社会の歴史第1巻』(「自民党政治の変容-無党派層と1970年代半ばの転換」中北浩爾) (2012)
  • 著者名/発表者名: 安田常雄編
  • 総ページ数: 288(101-127)
  • 出版者: 岩波書店
• [図書] 『労働と福祉国家の可能性』(「日本の労働政治-民主主義体制の変容と連合」中北浩爾) (2009)
  • 著者名/発表者名: 新川敏光・篠田徹編
  • 総ページ数: 335(14-30)
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [備考]
  • URL: http://www.soc.hit-u.ac.jp/~nakakita/