(1)EU、NATOの東方拡大と南東欧協力の進展と旧ユーゴスラヴィアの位置。旧ユーゴスラヴィア紛争終結後の南東欧諸国のヨーロッパ政治への参入とその前提としての地域協力の進展についての考察。 (2)冷戦終結後、および旧ユーゴスラヴィア紛争終結後の南東欧における地政学の変容と地域主義の課題。旧ユーゴスラヴィアを西バルカンと位置づけるヨーロッパ政治のなかで、南東欧の地政学的意味の変容が地域協力にあたえる政治力学の考察。 (3)南東欧の地域主義、その境界線認識における構成主義アプローチの理論とその適応。南東欧の範囲、その境界の設定に関する構成主義的認識が地域協力の進展に及ぼす政治地理学的、政治経済的意味にっいての考察。
|