研究課題
基盤研究(C)
本研究の結果、朝鮮半島では朝鮮戦争を通じて安保が最優先課題となる中、韓国で反共主義イデオロギーによる政敵の駆逐、北朝鮮では「米帝国主義のスパイ」、「反革命分子」等の罪名を被せた政敵の粛清と為政者に対する個人崇拝により、それぞれ国内統治を行うようになる経緯が判明した。南北朝鮮は、それぞれ為政者の執政のため軍事分界線の向こうにいる敵対勢力と各国内の政敵を同一視することにより、分断と対立を統治構造に組み込む相似形の分断構造を形成したことが、今回の研究で跡付けられたのである。
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インターネット・サイト「ちきゅう座」
平和文化研究、長崎総合科学大学長崎平和文化研究所 第30/31併号
ページ: 115-125
リプレーザ(リプレーザ社) 創刊号
ページ: 18-26