研究課題
基盤研究(C)
方法論争における歴史派と理論派の係争点は,所与の事実をそのまま考察の対象とするのか,それとも理想化された世界を構成して考察するのかという対立であり,この対立が,演繹法と帰納法の対立として語られることになった。歴史学派のアプローチは,歴史法則の探究として始まり,個性的な歴史的事実の説明を目指す方向へと進んだ。この対立は,両陣営の研究者の適性と関心が相違していたことに根源をもつものであった。
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経済学研究 60巻
ページ: 241-253
経済学研究 58巻
ページ: 39-55