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2010 年度 実績報告書

オーストリア第一共和国史とオーストロ・マルクス主義に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530167
研究機関金沢大学

研究代表者

上條 勇  金沢大学, 経済学経営学系, 教授 (70113545)

キーワードオットー・バウアー / オーストロ・マルクス主義 / SPOリンツ党綱領 / 7.15事件 / オーストリア第一共和国史 / オーストリア社会民主党
研究概要

・ 9月にアムステルム社会史国際所(IISG)において、18日間、バウアーとオーストロ・マルクス主義関連文献の文献資料調査研究を行った。とくにOtto Bauer Paperの資料をデジタル・カメラに収めることに全力を尽くした。しかし、分量がぼう大であり、バウアーの遺稿について、なおも未調査の部分が残された。
・ 3月初めに科研費報告書『オットー・バウアーとオーストロ・マルクス主義-オットー・バウアー小伝と研究文献本目録-』を作成印刷した。ちなみに「オットー・バウアー小伝」52頁(400字詰め原稿用紙190枚程度)と研究文献目録14枚である。つまり報告書は、岩波新書1冊分の分量である。バウアーの誕生から客死いたるまで、これまでの研究に基づいて作成したが、生涯にわたる通史は、これまでの我が国における研究に存在しなかったので、好評をえた。
・ 2011年3月28日、摂南大学で開催されたポスト・マルクス研究会のゼロ・セッションで上記報告書に基づく報告を行った。出席者の多くの関心を集めた。
・ 本研究の残された課題として、Webに公開することが残されている。しかし、これは上記報告書が存在するので、それほど難しい問題ではない。今後すみやかにWeb公開に着手したい。
・ また、今後の課題として、オットー・バウアーとオーストロ・マルクス主義に関するビブリオグラフィーの精緻な作成が残されており、この課題の達成は、世界的にみても高度な学術的価値を有するものであると考える。今回の科研費補助金をえて、その足掛かりを得たと考える。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] バウアーとオーストロ・マルクス主義-オーストリア小伝と研究文献目録2011

    • 著者名/発表者名
      上條勇
    • 学会等名
      社会思想史学会・ポスト・マルクス研究会
    • 発表場所
      摂南大学寝屋川キャンパス(大阪府)
    • 年月日
      2011-03-28
  • [図書] オットー・バウアーとオーストロ・マルクス主義-オットー・バウアー小伝2011

    • 著者名/発表者名
      上條勇
    • 総ページ数
      66
    • 出版者
      研究報告書として金沢大学生協で印刷

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公開日: 2012-07-19  

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