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2010 年度 研究成果報告書

十七世紀英国共和主義思想と宗教性-ジェームス・ハリントンを中心に-

研究課題

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研究課題/領域番号 20530168
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経済学説・経済思想
研究機関京都大学

研究代表者

竹澤 祐丈  京都大学, 経済学研究科, 准教授 (60362571)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
キーワードハリントン / 共和主義思想 / 宗教思想 / マーチャモント・ニーダム / 社会思想史 / 西洋史
研究概要

本研究は、17世紀英国共和主義思想の宗教性について、同時代の宗教思想の概観と分析しつつ、ジェームス・ハリントンの主著The Commonwealth of Oceana (London, 1656)だけでなく、第二の主著とも呼ばれるThe Prerogative of Popular Government (London, 1658)をも考察の対象とした。その結果、通説が強調するような統治機構に表現される宗教性(エラストゥス主義的な教会統治論など)だけでなく、歴史認識や社会認識などに関する議論にも、ハリントンに特徴的な宗教性を見出せることを明らかにした。すなわちその宗教性とは、端的に言えば、狭義の信仰や教義理解というよりは、むしろ人間社会に関する道徳哲学と呼びうるものであった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 近世英国共和主義思想における社会と国家-平和と穏やかさという福祉の実現をめぐって-2011

    • 著者名/発表者名
      竹澤祐丈
    • 雑誌名

      『政治思想研究』(政治思想学会) 第11号

      ページ: 55-87

  • [雑誌論文] マーチャモント・ニーダムの共和政論の決疑論的性格2010

    • 著者名/発表者名
      竹澤祐丈
    • 雑誌名

      『経済論叢』(京都大学経済学会) 第182巻第5・6号

      ページ: 1-31

  • [学会発表] シンポジウムIII近世英国共和主義思想における国家と社会2010

    • 著者名/発表者名
      竹澤祐丈
    • 学会等名
      政治思想学会
    • 発表場所
      東京大学本郷キャンパス。
    • 年月日
      2010-05-23
  • [学会発表] 英国共和主義思想と宗教性-J・ハリントンを事例に-2009

    • 著者名/発表者名
      竹澤祐丈
    • 学会等名
      日本イギリス哲学会関西部会例会
    • 発表場所
      キャンパスプラザ京都。
    • 年月日
      2009-12-05
  • [学会発表] 共和主義思想における徳論-マーチャモント・ニーダムを中心に-2008

    • 著者名/発表者名
      竹澤祐丈
    • 学会等名
      日本イギリス哲学会関西部会例会
    • 発表場所
      京都大学経済学研究科。
    • 年月日
      2008-07-05

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公開日: 2012-01-26   更新日: 2016-04-21  

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