研究概要 |
平成20年度の研究実績の概要は以下の通りである。 (1)中国における製造業の生産関数のパネル分析を行うためのパネルデータベース作成 第1に、生産関数のパネル分析を行うために、標準産業分類2桁の集積の計測をするとともに、標準産業分類2桁の生産量、従業員、民間資本ストック、原材料を含む中間財、各種デフレーター等のデータ・ベースを作成した。第2に、食品産業に関する生産関数のパネルデータ分析を行った。第3に、集積の経済が存在するのかどうか、規模の経済が存在するのかを検定し、「集積の経済」の経済効果を分析した。 (2)現地調査と地域産業連関・CGEモデル分析 食品産業が立地している内モンゴル・フフホト地域の現地調査を行うとともに、地域産業連関分析を行い、食品産業の産業構造のメカニズムを明らかにした。以上のように、20年度は、中国の食品製造業における集積の経済の外部経済効果の実証分析を行うとともに、現地調査を行い食品産業の地理的現状を総合的に把握した。 (3)研究成果は,日本地域学会などで発表した。
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