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2009 年度 実績報告書

教育の離職率に対する効果

研究課題

研究課題/領域番号 20530193
研究機関横浜国立大学

研究代表者

大森 義明  横浜国立大学, 経済学部, 教授 (10272890)

キーワード教育 / 離職 / ハザード
研究概要

昨年度に引き続き,データ整理と記述統計分析に取り組んだ.海外研究協力者Audrey Light(米国Ohio State University教授)と協力し,マイクロパネルデータNational Longitudinal Survey of Youth 1979の整理と記述統計分析に取り組んだ.労働者が居住する郡の情報を用い,労働者レベルのデータと郡レベルの外部データをマッチし,後の計量経済学的分析において郡の属性もコントロールできるようにした.
昨年度,開発したプログラムと今年度,整理したデータを用い,内生的な説明変数を含む,混合・プロポーショナル・ハザードモデルにより離職のハザードモデルの推定を開始した.具体的には,1.離職のハザードモデルの固定効果最大尤度法推定と2.教育年数の回帰モデルと離職のハザードモデルの同時最大尤度法推定を開始した.また,比較のため,説明変数の内生性を無視した,混合・プロポーショナル・ハザードモデルの最大尤度法推定も開始した.今後は,説明変数のリストを幾通りにも変化させながら,これらのモデルを繰り返し推定する必要がある.また,それらの推定値を用い,教育年数を変化させながら,サバイバル(在職)確率や条件付(離職)確率を予測する必要がある.
昨年度に引き続き,識別問題にも取り組んだ.今年度は,内生的な説明変数を含む,非独立・競合リスク・混合・プロポーショナル・ハザードモデルのノンパラメトリックな識別問題の解決に向け,ワーキングペーパーを含む最先端の研究論文を精査した.ノンパラメトリックな識別条件は未解決であることを確認した.

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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