本研究は、(1)2002年から2007年にかけての、沿海地域の二省・一市(江蘇省、福建省、北京市)、中部地域の三省(江西省・河南省・吉林省)、西部地域の三自治区(内モンゴル、広西、新疆自治区)の接続産業連関表を推計して、各地域・各産業の産出成長に対して、投資・消費・輸出・輸入代替・技術変化といった項目がどれほど寄与したのかを分析し、(2)地域産業連関表からの知見に基づき、主として浙江省北部における現地調査などから、集積要因として、域内関連産業の存在などから生じる外部経済性が重要であることなどを実証した。
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