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2010 年度 実績報告書

CFAフランと旧仏領西アフリカの経済発展:資源ブーム時の為替切り下げ効果を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 20530234
研究機関金沢大学

研究代表者

正木 響  金沢大学, 経済学経営学系, 准教授 (30315527)

キーワードCFAフラン / 西アフリカ / 経済通貨統合
研究概要

年度初めに予定していた以下の4つの研究計画とそれぞれの成果について以下に報告する。
1. 「昨年におこなったCFAフランと非CFAフラン圏の実質実効為替レートの比較について英文にまとめる」件については、2010年10月に査読付英文ジャーナルに投稿し、現在、結果待ちである。なお、異なる期間のデータを用いて日本語でまとめた論文が査読付学会誌『国際開発研究』にて、「CFAフラン圏の輸出競争力-1999-2006期間の実質実効為替レートからの検証-」として掲載された。
2. 「CFAフランの成り立ちについて、歴史文献を参照に調査し、まとめるとともに、研究会等で発表する」件については、現在も研究継続中で、2010年度中には完了できなかった。
3. 「西アフリカで現在取り組みが始まっているECOWASレベルでの経済通貨統合の動き、課題についてまとめるとともに、学会にて発表する」件については、日本アフリカ学会で口頭発表するとともに、「グローバリゼーションと西アフリカのリージョナリゼーション-植民地時代の遺産を乗り越えて-」として日本語でまとめ、現在、投稿中(審査結果待ち)である。
4. 「アジアでの経済発展過程を参照としながら、西アフリカの経済発展および通貨が与える影響について英文でまとめる。」件については、「アジア域内での工業化プロセスの変遷過程を西アフリカを含むアフリカの経済発展過程と比較するという」という形で、英文書籍の一つの章として英文論文にまとめるとともに(現在編者が出版社と交渉中)、African Studies Association 53rd Annual Meetingにて、"Asian Experience and Africa's Economic Development:African Countries,Can they fly following Asian Geese?"として発表した。また、2011年度に刊行予定の日本語書籍にほぼ同じ内容の論文を寄稿した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] CFAフラン圏の輸出競争力-1999-2006期間の実質実効為替レートからの検証-2010

    • 著者名/発表者名
      正木響
    • 雑誌名

      国際開発研究

      巻: 19(2) ページ: 101-118

    • 査読あり
  • [学会発表] Asian Experience and Africa's Economic Development African Countries, Can they fly following Asian Grease?2010

    • 著者名/発表者名
      Toyomu MASAKI
    • 学会等名
      African Studies Association 53rd Annual Meeting
    • 発表場所
      Westin St.Francis. San Francisco, USA
    • 年月日
      2010-11-18
  • [学会発表] 西アフリカの経済通貨統合の現状と課題:中継貿易からの示唆2010

    • 著者名/発表者名
      正木響
    • 学会等名
      日本アフリカ学会第47回学術学会
    • 発表場所
      奈良県立会館(奈良)
    • 年月日
      2010-05-28
  • [図書] アフリカと帝国2011

    • 著者名/発表者名
      井野瀬久美恵・北川勝彦編
    • 総ページ数
      117-137
    • 出版者
      晃洋書房

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公開日: 2012-07-19  

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