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2008 年度 実績報告書

貧困の都市化と農村化ーインド経済を手がかりに

研究課題

研究課題/領域番号 20530254
研究機関早稲田大学

研究代表者

大門 毅  早稲田大学, 国際教養学術院, 准教授 (80329333)

キーワードインド / 貧困 / 空間経済学 / 南アジア / パキスタン / アフガニスタン / 世界銀行
研究概要

「貧困の都市化と農村化-インド経済を手がかりに」は今年度前半は文献精査を中心に行った。文献精査の主な目的は、1990年代以降、急成長しているインド経済の光と陰の部分を明確に知ることであった。特に、従来農村の現象と見られていた貧困が都市部に広がっていることが社会不安をもたらしていることを確認した。また、2008年10月に開催された、世界銀行主催のWDR(世界開発報告)セミナーにも参加し、WDRのテーマである「冨の地域的分布」について最新の理論的・政策的動向について世銀エコノミストと意見交換した。
2009年3月にはインドにて現地調査を行うことが出来た(但し、旅費等は国際協力機構の助成金を使用した)。インドでは第11次5カ年計画の中でInclusive Growthということで、農村にも稗益する経済開発計画を進めていることが確認された。ニューデリー市内にある、デリー大学ではセミナーを開き、研究成果の一部を発表することができた。また、ネルー大学ではインドの周辺国(パキスタン・アフガニスタン等)における経済政治関係について意見交換をすることができ、またSAARC(South Asia Associatio of Regional Cooperatio)事務局を訪問し、南アジア地域の共通の課題として貧困削減や社会開発の問題にどのように取り組んでいるのかを意見聴取した。
以上のように研究初年度では文献精査、セミナー参加、インド調査と充実した研究を行うことができた。その成果の一部は2010年度に発表する予定である。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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