• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

外国人観光客の行動マイクロデータを用いたインバウンドツーリズムに関する基盤研究

研究課題

研究課題/領域番号 20530259
研究機関日本文理大学

研究代表者

本村 裕之  日本文理大学, 経営経済学部, 准教授 (40352421)

研究分担者 斎藤 参郎  福岡大学, 経済学部, 教授 (50111654)
キーワード経済政策 / 政策シミュレーション / インバウンドツーリズム / 国際観光マーケティング
研究概要

平成20年度中の航空燃料高騰に伴う北九州-上海路線の運休措置に伴い、研究計画の変更を余儀なくされた。運休措置は長期化し路線に依存した調査対象都市間の比較が困難になることが予測された。そのため平成21年度に予定していた韓国からの渡航者を対象とした北九州市の空港・海港の調査を、前倒しで福岡市の空港・海港調査実施へと変更・実施し、平成20年予定の上海調査を平成21年度へ繰り延べ、3年間の研究計画見直しを検討した。
(1)渡航需要者数の変化予測
当初予定していた北九州新空港の代替路線となっている福岡空港を対象として経済発展著しい中国(上海)とその周辺の東アジア諸国の旺盛な需要を期待して、上海-福岡間の路線を考慮した、上海から福岡への渡航需要関数の推定を行う。
(2)外国人観光客の観光回遊行動データを用いた観光回遊パターンの推定
外国人観光客に対して、九州域内での観光回遊行動データを収集する来街地ベース観光回遊行動調査を実施し、観光回遊パターンの推定を行う。
(3)上海-福岡航路の渡航需要者数と九州域内の観光回遊者数の推計
(2)で推定した外国人観光客の確率ベースの回遊パターンを(1)による上海からの渡航者数予測値で拡大し、外国人観光客が、どこへ移動しているかの観光回遊者数を推定する。
本研究は、増加傾向にあるアジア圏の観光需要に対し、平成21年より取り組まれている「釜山・大阪・上海三都市観光振興協議会」に代表される国境を越えた圏域としての観光客誘致策を検討する上でも非常に意義があるものと考える。
平成21年度は、以上の研究に対し、来街地ベースでの調査を行った。
また平成20年度の成果に関して、研究代表者所属の平成21年度日本地域学会全国大会において学会発表を行った。本研究発表論文に関しては、日本地域学会学会誌へ投稿中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Travel demand function of Korean tourists to Kyushu : Could we have accurately predicted the drastic increase of Korean visitors to Kyushu?2009

    • 著者名/発表者名
      斎藤参郎
    • 学会等名
      日本地域学会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2009-10-12

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi