研究課題
基盤研究(C)
一般的な資本市場に関する理論モデルの仮定に反し、現実には投資主体によって投資行動は異なる。これは市場の効率性すなわち証券の公正な価格形成について疑問を呈するものであるため、この検証を行った。その結果、短期的には外国人投資家による一方向の売買によって市場価格が本源的価値から乖離することが観察されるものの、そうした変動性は市場におけるノイズと有意に異ならず、価格調整が行われる結果と考えられるボラティリティが持続する時間を考慮すれば、市場が効率的であることを棄却できないことが明らかになった。
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広島大学経済論叢
巻: 第36巻(掲載決定)