本研究は、最終年度を迎え、論文の作成、および、今後のさらなる研究成果の発展を支える環境づくりを行った。 研究成果の発表・公表 本研究では、金融機関の行動も組み入れたアジアの金融・経済分析モデルを作成してきた。この研究の成果は、日本金融学会(秋季 神戸大学)では招待されて、本研究の内容を発表した。 タイトル; アジアの景気循環と銀行部門-国際資金フローの役割を踏まえて- また、近年アジアでは、人、物、金の国境を超えた、ダイナミックな動きが生じている。特に、海外出稼ぎ労働者が、大量の資金を母国に送付することで発生する送金と金融深化の問題について、日本経済学会で発表した。 タイトル;Bayegian Dynamic Stochastic General Equilibrium Approach on Remittances and Economic Impact in Asian Countries 招待講演を受けたアジアの景気循環と銀行部門については、海外出版社より査読付きジャーナルへの投稿依頼があり、現在、論文の校正を行っている。遅くとも、今年夏までには、本研究の研究成果として投稿を完了する。 今後の発展性への環境整備本研究を実践に移すため、新たに、民間研究機関との研究会(大和総研、日本総研)を発足、本年度は年4回の研究会を実施した。
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