研究課題
基盤研究(C)
本研究計画は、日中戦争期・内戦期江南の農村社会の実態と変化を明らかにするものである。資料として、地方新聞、文書資料、1930、40年代の農村調査を用いた。戦時体制の下地主の収租は政府の支持なしには困難となり、政府も田賦を直接佃戸から徴収するようになったこと、田面価が田底価よりも高くなり、佃戸の土地所有権意識が強まったこと、国民政府が減租から自耕農創設へ政策転換を行ったことなどから、土地改革の条件が共産党による実行以前に生まれていたことが明らかになった。
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北海道教育大学紀要(人文・社会科学編)
巻: 第63巻1号(掲載予定)
巻: 第62巻1号 ページ: 17-32
巻: 第61巻1号 ページ: 55-70