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2010 年度 自己評価報告書

19 世紀ドイツにおける中小産業経営の発展とその制度的基盤に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20530295
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経済史
研究機関福島大学

研究代表者

森 良次  福島大学, 経済経営学類, 准教授 (10333999)

研究期間 (年度) 2008 – 2011
キーワードドイツ経済史 / 中間層 / 産業振興政策 / 大量生産体制
研究概要

19世紀ドイツにおける中小産業経営の発展とそれを支えた制度的基盤の解明をめざし、そのために1840年代以後南ドイツ諸邦で展開された産業振興政策に注目して、これら政策の成立背景と意図及び政策の内実を、現実の中小産業経営の展開を踏まえ明らかにする.
具体的には以下の検討課題に即して研究を進める。
(1)バーデン小営業政策の歴史的起源をなした時計産業振興策に着目し、政策意図と背景、時計工の存在形態を明らかにする。
(2)ビュルテンベルクで展開されたアメリカ式互換性部品技術の導入を梃子とした時計産業振興策の意図と背景、政策的内実を明らかにする。
(3)ビュルテンベルクで展開された巡回講習会の内実と講習会に参加した生産者の存在形態を明らかにする。
(4)ビュルテンベルクの産業振興政策の代表部「工商業本部」を長年指導したシュタインバイスの政策実践とそれを支える経済政策思想に着目し、これを同時代の主要な経済・社会政策思想(経済的自由主義、中間層保護論、工場制工業推進論)のなかに位置づけ、シュタインバイスの思想的特徴を明らかにする。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] シュバルツバルト時計産業の危機と時計工の存在形態-バーデン小営業政策の歴史的基盤の解明-2008

    • 著者名/発表者名
      森良次
    • 雑誌名

      西洋史研究 第37号

    • 査読あり
  • [学会発表] 1850/60年代ビュルテンベルク(ドイツ)の時計産業振興策-アメリカ互換性部品技術の導入とその挫折-2009

    • 学会等名
      社会経済史学会東北部会
    • 発表場所
      東北大学
    • 年月日
      2009-12-12
  • [学会発表] 1850/60年代西南ドイツ・ビュルテンベルクの産業振興政策-「製造のアメリカン・システム」の推進か、それとも中小産業経営の保全か-2009

    • 学会等名
      政治経済学・経済史学会秋期学術大会
    • 発表場所
      岡山大学
    • 年月日
      2009-10-24

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公開日: 2012-02-13   更新日: 2016-04-21  

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