| 研究概要 |
1) 基本的な統計データの収集と入力
町村別の分析を可能にするような乳幼児死亡(死産を含む)データ、妊産婦死亡データ、農村工業関連および農家経済関係の利用可能資料データの収集とそのデータベース化を行った;A)乳幼児死亡関係:『大正4-8年生産・死産・死亡統計書』(長野県、大正10年刊行)『大正9-11年出産・死産・死亡統計書』(長野県警察部衛生課調査、大正12年刊)『東京市に於ける出産・乳児死亡に関する統計的考察』(東京市保健局衛生課、昭和10年刊行)『乳児死亡の実態:岸和田市に於ける調査(昭和12, 13年)』(大阪府厚生会館、昭和19年刊行)『昭和11年市町村別死亡統計』(富山県、昭和14年刊行)他
2) 分析と論文の作成
入力した資料データは、速やかに仮説検証型の分析(重回帰分析を含む)を施し、論文の作成を行った。その一部は、「労働の管理と勤労観:農家と商家」(西坂靖共著)宮本他編著『江戸の経験』日本経営史叢書第1巻(ミネルヴァ書房、2010年1月刊行)として出版した。また、関連の研究論文2本'Modernization of the Japanese peasant world in comparative perspective : the viewpoint of demography, economy and household management'(Tomobe, K.)と'Building a Time-Series Database of Cause-Specified Death Statistics'(with M.Hanashima)を平成21年度の国際学会で報告した。
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