本研究は失敗にスポットを当てており、戦略レベルでの投資判断の失敗を扱う。研究目的等は以下の通りである。 (1)明らかにしたい点:戦略的意思決定の誤りをリカバリーするプロセス、そのメカニズムの発見、一般化と形式知化 (2)研究する失敗対象:一旦投資判断に誤りがあっても、すぐにそれに気づき、速やかにその失敗を軌道修正し、実行した事象 (3)失敗対象の範囲二戦略レベルでの投資判断の失敗 a.判断の基準となる戦略や企画そのものに問題がある失敗 b.組織文化などの価値観が食い違うことによる判断の誤り c.誤認知や状況に対する誤判断による失敗
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